親しくなった人たち

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今は夜明けが一年でいちばん遅い。

今朝は気温マイナス3度、ちょっと温かい。一昨々日はマイナス8度。

ランを連れて外に出る。まだ暗いが、東の山の端が明るくなってきている。

ダウンの分厚いコートを着ているから、体は温かい。

薄暗がりのなか、背の高いご婦人に出会った。声を交わす。

「もう少ししたら、北アルプスのモルゲンロートですよ。」

「それ何ですか。」

「山が紅く染まります。モルゲンはモーニング、ロートはライトです。」

今朝はいい天気だ。360度、ぐるっと見渡すと、四方八方の山、山、山、白馬連峰、北信の山、南アルプス、全部見える。

3号ベンチに来ると、ベンチに霜が降りていて、そのベンチに今朝誰かが座ったのだろう、霜がお尻の形に解けている。先ほどの御婦人、ここに座ったのかな。お尻、濡れなかったかな。

ランちゃん、ウンチした。

ランウン用に折りたたんだ小さな新聞紙でウンチをとって、バッグに入れる。今朝のウンチは固い。

「はるかな友へ」を歌いながら歩く。歌詞の2番目の一部「明るい星の夜は」の後の一節が出てこない。

途中で引き返す。

いつも出会う男性が後ろからやってきた。

「あの東の、美ケ原とその右の高ボッチ山との間にある、とがった山、あれ霧ケ峰でしょうね。」

と、声をかけた。

「いやあ、私は山はあまりよく知らないんですよ。家内はよく知ってますが。」

歩きながら会話を交わす。

ウォーキングでよく出会い、言葉を交わす人は、女性が6人、男性が3人。ほとんどが高齢者か高齢前の人、よく話をする人とは、会話が弾む。初めは名前も知らなかったが、自己紹介して、親しくなった。韓国人の女性は、生まれ故郷のこととかを話してくれた。日本人の夫との出会いまではまだ語っていない。ちょっと体に病があるとのこと、幸せであればいいがと思う。

よく出会っていた人が、出会うことのない日が続くと、どうしているのかなあ、大丈夫かなあと思う。

昨日は、ぼくの誕生日だった。小学生の孫娘が電話で、おめでとうと言ってくれた。何歳?と聞くから年を言うと、えーっと叫んでびっくりしていた。

屋根の北側の雪がそのまま残っている。

ジョウビタキが相変わらず、訪問してくれる。何を食べているんだろう。