日本語教室再開

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 4か月もコロナウイルスのために休みになっていた日本語教室を昨日再開した。

 午後6時半から、七人のスタッフと二人の市の係員とで会議を開き、今後の方針とこれまでの状況を話し合った。

 公民館の部屋は、エアコンは使わず、窓もドアも開け、風を通す。全員マスク姿。部屋の前に消毒の容器を置き、必ず消毒する。椅子と椅子の間隔、ソーシャルディスタンスをあけるなどを確認。

 高橋さんがいろんな布でマスクをつくり、たくさん持ってこられていた。入用の人にプレゼントしてくださる。

 ミサキちゃんがやってきた。両親に連れられて中国から帰ってきたミサキちゃんは、日本語がほとんどしゃべれなかったが、地元の中学に入り、日曜日には日本語教室にやってきて日本語を熱心に勉強した。彼女は今年4月、目指す高校に無事入学。高校では弓道部に入ったことや、高校の授業について、いろいろ話してくれた。スタッフ一同、彼女の日本語の流暢さに感心した。高校国語の授業にもなんとか付いていっているようだ。たいしたものだ。

 ベトナム人実習生の、ディンくんが来た。

「この日を待っていました。」

 顔がほころぶ。この7月に受ける予定だった日本語検定試験は中止になり、12月に受験すると言う。彼はキノコの生産販売をしている会社で働いている。これまで日曜日も残業が入っていたが、今は社長も変わり、日曜日は休み、労働条件がよくなったので、実習生みんなで休みの日はサッカーをしている。小学校の校庭を借りているということだった。

 その後、午後8時半まで、マンツーマンでテキストをもとに教えた。