道端の霜柱は、丈が5センチほどもある。畑に行くと、玉ねぎの苗は、かなりよく育っていて、霜柱によって土から掘り出されるという苗は、1月の土抑えで防ぐことができている。ニンニクも大丈夫だ。
何も作っていない畝は秋に黒豆を収穫した畝だ。その天地返しをやった。息切れがする。隣の畑は機械できれいに耕してある。こちらは、スコップを土に差し込んで、重い土を持ち上げ、上下を逆に元のところにどかっと置く。天地返しによって表面を覆う小草は土の中にはいってしまう。これから繁茂する草を抑えることができ、土に酸素が入り、いい土になる。
小さな草たちは、もう花をつけている。
ホトケノザの赤花、ハコベの白花、オオイヌノフグリの青花、ナズナの白花。
おっ、ナナホシテントウだ。元気に歩いている。無事、越冬したか。そっとつまんで、隣の野沢菜の畝に置いてやった。野沢菜は初冬に漬物にした残り、まだたくさん株が残っている。これにはこれから花が付き、菜花としておいしく食べられる。
おっ、クモだ。おまえも無事越冬したか。
小さな生き物、どうして凍死しないで生き延びられるのか。
生命の不思議。