今朝、カッコーの初鳴きを聴く。
遠くから聞えてくる、カッコー。
聞き逃すことのないたったの二音、カッコー。
ナツキタ、カッコー、ナツキタ、カッコー。
クロウタドリのように複雑なメロディを歌う鳥もいて、
簡単な声もいて、
鳥たちもその種族の歌を持つ。
生命をつなぐために、パートナーを呼ぶ歌。
他の多くの動物も、種族の鳴き声を持ち、
声かけあって生命を維持しあう。
匂いを出したり、音を出したり、
信号を送る。
植物は、声を持たないが花を咲かせる。
花の香りを放つ。
麦が穂をつけて風になびいている。
アイリスの黄花、紫花、あぜにカラスノエンドウの赤紫、
花は植物のコミュニケーション。
野にあふれる 緑、
鳥歌い、花咲く。
種ごとにちがう豊かな生命活動。
人間は民族ごとに自分たちの言葉を持ち、
民族を超えて会話のできる方法を持ち、
会話は、生命のコミュニケーション。